要注意!Dot系のブレーキシステム
2018.10.30
Dot系のブレーキフルードは吸湿性が高いので、放っておくとフルードが吸湿により膨張し、ひどい場合はブレーキレバーの遊びが全くなくなることもあります。
さらに使わない状態で放置しておくと、吸湿したブレーキフルードが原因でブレーキシステム内部が腐食を起こす場合があります。
今回入院してきたブレーキは数年使わずにいたもので、吸湿による腐食が進み、マスターシリンダーへのフィッティングボルトが腐食のため崩壊。
また、マスターシリンダー内部もご覧のような状態で、もう手の施し用のない状態でした。
Dot系のブレーキフルードを使っているブレーキは定期的なメンテナンスが必要となります。
古めのDot系ブレーキは少なくとも1年~1年半に一度はオイル交換されることを強くお薦めいたします。