グリーンシーズンイン前のバイクチェック!その3
2024.04.23
<チェーンの表裏(おもてうら)について>
知られているようで、知られていないのがチェーンによって表裏があるということ。
チェーンの装着時に表裏を間違えてしまうと変速不良や異音の発生、さらには変速器へのダメージなどのトラブルに繋がります。
先日、変速の調子が悪いということでメンテナンスしたバイクは、チェーンが表裏逆についておりました。
チェーンを正常の状態に戻し、変速の再調整を行い変速トラブルは無事終了!
基本的に刻印等の表示がついているのが表側、なにも表示がないのが裏側となります。
表裏が逆の状態で長期間使用していると、チェンリング、カセットスプロケット、リアディレーラー等に悪影響が出る場合もあるので、ご注意下さい。
<チェーン・コネクティングリンクについて>
コネクティングリンクのプレートに刻印されている矢印を確認し、チェーンの進行方向に合わせ取り付けて下さい。
また、チェーンのメンテナンス後、同じチェーンコネクティングリンクを再使用する方がいらっしゃいますが、11速用および12速用コネクティングリンクは各メーカーとも再利用することが出来ません。チェーンの接続には必ず新しいコネクティングリンクを使用して下さい。再利用したコネクティングリンクは負荷がかかった時に外れる可能性が高く、大変危険です。
チェーンコネクティングリンクを利用されている方は、メンテナンス用として、ツーリングやトレイルライド用の交換・補修パーツとして、使用しているチェーンに合わせたコネクティングリンクを用意しておくことをオススメいたします。