フォークアウターレッグの内側がこんな状態に!
2017.12.09
大会前日の積雪のためコースを変更して開催されたSDA王滝レース、残雪と極度の低温という悪条件だったため、完走率はなんと16%という低さだったとのこと。
このレースの120㎞と100㎞のクラスに、M.D.S.の常連さん2名がそれぞれ出場し、なんとか完走を果たしたのですが、バイクに凍り付いた砂混じりの雪の影響でバイクが受けたダメージは想像以上のものでした。
トップ画像は、120㎞レースで使ったバイクのFoxフロントサスのアウターレッグの内側の画像であります。
泥水に混じった砂時計の砂の様な細かい泥がフォークのアウターレッグに入り込み、潤滑用オイルを吸いボトムに沈殿したため、フォークの摺動機能が奪われ、レース後フォークが動かなくなるという状況に。
幸い、ダンパーやエアチャンバーへのダメージがなかったため、アウターレッグ内部とインナーチューブ外側を徹底的に洗浄、ダストシール交換、グリスアップ、潤滑オイルの添加でフォークは復活いたしました。
その他、ヘッド、ハブベアリング、フリーボディーのクリーニング&グリスアップ、リアサスペンションのクリーニング&チェック、ブレーキキャリパーのクリーニングでバイク自体も無事復活。
過酷な状況で長時間バイクを使った後は早めの洗車と各部のチェック、もし、違和感を感じたら、早急にメンテナンスを行いましょう!