意外に知らない、スタビ付リアディレーラーの弱点。
2018.08.25
リアディレーラーの動きが不安定とのご依頼で入院してきたバイク。
リアディレーラーの作動チェックを行うと、明らかにケージやスタビライザーのオン・オフレバーの動きが重い。
ということで、スタビライザー部のカバーを外した内部の画像が2番目の画像であります。
スタビライザー付きリアディレーラーの特徴は、スイッチをオンにすることで内部のフリクションユニットがケージの動きを制限し、チェーン外れを防止するというもの。
このフリクションユニットは、ユニット下部のゴムキャップを開け、6角レンチで調整することで、ライダー好みの効き具合に調整することが可能です。
しかし、このゴムキャップを閉め忘れたり、紛失したりすると内部に雨や泥水などが入りやすくなり、結果としてフリクションユニットが錆び、ケージの動作に悪影響を与えるというトラブルに繋がります。
スタビライザー付リアディレーラーをお使いの方は、まめにこのゴムキャップを点検して下さい。
キャップが開いているようなら必ず閉じ、もし紛失してしまった場合は新しいキャップを取り付けるまで、何らかの方法で防水処理を行って下さい。
フリクションユニット自体の交換修理は可能ですが、それなりの費用がかかります。