カセットスプロケットの歯飛びについて
2022.07.04
ペダルを強く踏み込んだ際に、チェーンが歯飛びしてしまうトラブルは、比較的多発するトラブルのひとつ。
同じギア比で長く使い続けたり、伸びきったチェーンを長期間使い続けた後に、チェーンを新しいものに交換した際に起きやすいトラブルであります。
また多くの場合は、カセットスプロケットの11T~14T等の歯数の少ないギアの消耗が原因で発生します。
今回は、シマノのCS−M8000カセットスプロケットの2速目にあたる37Tのギアでこの現象が発生しました。
オーナーさんの話によると、このバイクはトレイルライドや、エンデューロレースでよく使っており、登坂の際にこの37Tのギアをよく使われるとのこと。
定期的にチェーンを交換するなど、しっかりメンテナンスを行っているバイクですが、チェーンの使用期間1年強で発生したこのトラブル。
パーツの消耗は使用頻度や使用環境の差で大きく変化します。
発生率の少ないトラブルですが、トラブル解決のチップスになればと。