リアショックのオーバーホールとアップグレード
2021.02.07
昨日、リアショックの修理やオーバーホールについてお話ししましたが、リアショックについてのオーバーホールとアップグレードについてもお伝えしようかと。
<リアショックのオーバーホール>
画像はフルオーバーホールを行った、 RockShoxのMonarch Plusショック。
フルオーバーホールとなると、交換するパーツはこの量になり、また専用工具と専用のエアポンプが必要となります。
さて、サスペンションのオーバーホールというと、フロントサスに目が行きがちですが、フルサスペンションバイクの場合は、フロントサス同様リアショックのオーバーホールも重要となります。
サスペンションのオーバーホールを経験された方は、見違えるほど良くなったサスペンションの動きに驚かれたと思います。
フルサスバイクのサスペンションのオーバーホールを片側のみで終わらせてしまうと、動きのバランスの悪さからセッティングに支障をきたし、結果として乗りにくいバイクになってしまう場合があります。
前後サスバイクの場合は、特別な理由がない限り、前後のオーバーホールは同時に行うようにしましょう。
<リアショックのアップグレード>
フロントサスペンションのアップグレードと同様、フルサスバイクのリアショックを高性能のリアショックにアップグレードすることで、小さな入力への的確な反応、全てのトラベル領域においてのスムーズな作動を得ることが出来ます。
また、コンプレッションやリバウンドダンパー調整幅が広がり、ライダーや路面コンディション等、バイクに合わせた細かいセッティングが可能となります。
結果として、ペダリング効率の向上やリアホイールの追従性、そしてトラクション性能がアップすることで、フレーム本来の性能もアップグレードすることが出来ます。
(上のリアショックが2020FOX FLOAT X2で下が交換前のFLOAT X2、ショック自体が高剛性化し、エアボリュームも増加しています。)
(リアショック交換後のRockyMt. Slayer MSL)
リアショックの交換については、互換性リアショックの有無、取付についての制限等がございますので、交換をご希望の方はご遠慮なくご相談下さい。