フリーボディーの回転不良について
2020.12.07
変速トラブルやオーバーホールで持ち込まれるバイクで、見えづらいトラブルとして、よく見かけるのがフリーボディーの回転不良。
多くの完成車のフリーボディーは内部にグリスが封入されたメンテナンスフリーのものがほとんどですが、ホイールメーカーやハブ専門メーカーのフリーボディーのほとんどが分解が可能となっており、定期的にメンテナンスを施すことで高い性能を維持出来るよう設計されています。
画像のフリーボディはHOPEのフリーボディー本体とハブの内側部分。
長い間メンテナンスを行っていなかったためか、フリーボディーの内部に汚れが溜まり、汚れとグリスが固まり回転不良を起こしていました。
この様な状態になると、ホイールの回転性能の低下やチェーンの脱落、またラチェットの動作不良による駆動効率の低下等のトラブルを起こします。
画像のフリーボディ部については、ベアリングや他のパーツに影響が出ないように徹底的にクリーニングを行い、ほぼ問題なく使えるようにメンテナンスを施しました。
ある程度のメンテナンスは一般ユーザーでも可能ですが、専門知識や特殊な専用工具、専用グリスwを必要とするメンテナンスは専門店に任せた方が無難です。
ホイールメンテナンスについてはご遠慮なくご相談ください。