クランクのプリロードアジャスターの緩み。
2022.02.28
RACEFACEやSRAMなどの上位モデルクランクには、クランクセットを取り付けた後に、クランクセットとBBのすき間を調整するためプリロードアジャスターが設けられています。
すき間調整をした後は、固定用のネジを締めこのアジャスターを固定しますが、ほとんどのプリロードアジャスターは樹脂製のため、アジャスターのネジ山をナメない様に慎重に締める必要があります。
普段はあまり緩まないアジャスターですが、これが緩んだ状態で乗り続けているとクランクから横方向の負荷がかかり、このアジャスターが破損する場合があります。
このアジャスターが破損するとクランクの左右方向へのガタが大きくなり、変速不良やチェーン外れ、BBセット損傷の原因になる場合があります。
使用しているクランクセットがこのタイプの場合、たまにこのプリロードアジャスターの緩みを点検して下さい。
もし、緩んでいるようであれば、ドライブ側のクランクとBBとのすき間がないことを確認後、このアジャスターを締め、このアジャスターとBBのすき間がなくなるように調整し、固定ボルトを適度に締めましょう。
ご自分で調整する自信のないかたは、プロショップに任せるようにしましょう。