手遅れ寸前のブレーキフルード・・・
2021.12.02
シマノのディスクブレーキのエア抜きを始めたところ、マスターシリンダーから沸き上がってきたのは、ほぼ重油化したブレーキフルード・・・、ちなみにトップ画像は、シリンジ1本分の新しいブレーキフルードを流し終え、さらに追加のブレーキフルードを流している途中に撮影した画像であります。(これでも十分汚い状態ですが・・・)
シマノの新品ブレーキフルードは透き通ったピンク色ですが、メンテナンスなしで使い続けていると、熱劣化や経年劣化、システム内に発生するスラッジや外部から侵入する異物など混入でで徐々に黒濁化していきます。
今回の様な状態でも、ブレーキフルードの交換とエア抜きで普通に使えるようになりましたが、ブレーキ寿命は確実に短くなっていると思われます。
ブレーキフルードフルードの劣化は、制動性能の低下だけでなく、ブレーキシステム内の詰まり、各部シールへの悪影響等、確実にブレーキシステムにダメージを与え、最悪の場合、ライド中にシステムに異常をきたし、大きなトラブルに繋がる可能性があります。
しばらくブレーキのメンテナンスをされていない方、下り系ライドやレース等の参加でブレーキを多用されている方、特にDot系ブレーキフルードを使っているブレーキ(SRAM、AVID、HOPE等)をお使いの方は、早めのメンテナンスをオススメいたします。