チューブレスタイヤのエア漏れ対策リターンズその2(ちょいとアップデート)
2024.10.16
「チューブレス仕様にしたばかりのチューブレスレディータイヤのエアが漏れやすい」というご相談をたまにお受けします。
いくつかの原因が考えられますが、リムにしっかりとチューブレステープが貼られている、また、シーラント詰まりのないチューブレスバルブがしっかりと取り付けられているという前提で考えられる原因のひとつが、新しいタイヤのビードがしっかり上がっていないというもの。
これは、タイヤのビードラインがリムのエッジに沿ってきれいに上がっているかを確認すれば簡単にわかります。
もし、ビードラインが均一に上がっていない場合はタイヤの規定空気圧ぎりぎりまでエアを入れます。
ほとんどの場合、この作業でビードはきれいにあがると思います。
比較的軽量のチューブレスタイヤで起きるエア漏れの多くは、薄いサイドウォールからのエア漏れが原因になっています。
エア漏れを起こしているタイヤのサイドウォールを確認すると、所々シーラントが内側から染み出している場合があります。
対策としては、ホイールをバイクから外し規定空気圧ぎりぎりまでエアを入れ、ホイールを横にした状態でしばらく回転させます。これをタイヤの両サイド行い。必要であれば、少量のシーラントを追加するのも効果的です。
私はタイヤをチューブレス化する場合、全てのタイヤについてこの作業を必ず行っています。
この作業を行うことでタイヤの両サイドウォール内側にしっかりとシーラントが付着し、シーラントによる高いチューブレス効果を得ることが出来ます。