Rocky Mountain Instinct Powerplay A30をフィールドテスト!その1
2022.11.10
<Rocky Mountain Instinct Powerplay A30をフィールドテスト!>
バイクやパーツの評価を行うには、普段走り慣れたトレイルで試すのが一番!ということで、2023 Rocky Mountain Instinct Powerplay A30をいつものトレイルで実走テストしてまいりました。
新しいInstinct Powerplay A30の走り出しで先ず感じたのは、その駆動トルクの太さ、先代のInstinct Powerplay A30もなかなかのトルク感を感じさせてくれましたが、駆動システムがDyname 3.0からDyname 4.0にアップデートされたことで、トルク感の立ち上がりがスムーズになり駆動音も以前よりかなり静かになりました。
Dyname4.0ドライブシステムはインライントルクセンサーというチェーンの張りを検出するデバイスを備えており、ペダリングによるチェーンの張りを検出すると、瞬時にアシストパワー発生、タイムラグのない強力なアシストを提供してくれるとのこと。
新しいトDyname4.0ではモーター音がほとんど聞こえず、聞こえてきたのはトルクセンサーのプーリーとチェーンの接触音だけでした。
アメリカでの試乗会も含めいろいろなe-MTBを試乗してきましたが、このInstinct Powerplay A30のトルク感は別物とうい感じ、とはいえ路面を削ってしまうような出力特性ではなく、アシストレベルとギアの選択を的確に行ってやれば信じられないほどの登坂力を発揮してくれました。
バイク重量やパワー特性、バッテリー容量等々、e-MTBについては様々な考え方がありますが、重量に関係なくパワフルな登りを楽しみたい方には、このInstinct Powerplay はオススメな一台と感じました。
さて、新しいInstinct Powerplay A30のコントロール性能はどうだったというと、これは先代のInstinct Powerplay同様、重量があるe-MTBとは思えないほど高いコントロール性能をと安定感を備えており、タイトなコーナーでもほぼ思い通りのライン取りを取ることが出来、実測重量はペダルなしの状態で約24.5㎏というe-MTBとしては十分過ぎるコントロール性の高さと認識しました。
ストックのInstinct Powerplay A30は、タイヤをチューブレス化するだけで約300g軽量化出来るとはずですし、A30というグレードゆえ軽量化する余地はまだまだあり、カスタマイズによる軽量化がコントロール性のアップグレードにも繋がるのは間違いないとことかと。
Instinct Powerplayのアシストモードは、ECO(25) 、TRAIL(45) 、TRAIL+(70)、LOUDICROUS(100)の4モードありますが、今回のライドではLOUDICROUSモードを使うシチュエーションはほとんどなく、主にTRAILモードとTRAIL+モードを使っての走行となりました。
今回走ったトレイルシチュエーションは典型的な里山トレイル、走行データは走行距離17.6㎞、獲得標高413m、走行時間1時間40分、そして、気になるバッテリー残量は74%というもの。
より長く、より標高差の大きいトレイルでこのInstinct Powerplay A30を使った場合にバッテリーの使用率がどのように変化するのかは非常に興味深いところ。
ということで、次回はフィールドを変え、引き続きテストライドを行いたいと思います。
※)2023 Rocky Mountain Instinct Powerplay A30:¥777,700(税込)
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