リムテープ交換というチップス。
2023.01.28
新しいチューブレスレディータイヤをリムにセットする際、なかなかビードが上がらない時があります。
エアコンプレッサーで一気にエアを充填する、ビード部に薄めた中性洗剤液を塗る等、方法はいろいろありますが、タイヤのビード内径とリムの外径の公差でリム内とビード間のすき間からエアが漏れ、タイヤがなかなか膨れてくれないという場合も多々あります。
それを解決する一つの手段として、リムテープを貼り替えてみるという手段があります。
今回もスペシャライズドのカーボンホイールでタイヤのビードがなかなか上がらないという案件がありまして、これを解決したのが、リムテープの貼り替えでした。
上の画像で黄色のリムテープが一般的に使われているスタンズのリムテーム、そして下の黒いリムテープがスペシャライズドのカーボンホイールに使われていたオリジナルのリムテープです。
それぞれのリムテープをデジタルノギスで厚みを計測すると、オリジナルのテープ厚は0,1㎜、そしてスタンズのテープ厚は0,12㎜でした。
リムテープ厚の差は、たった0,02㎜ですが、実際に通常の方法でリムテープをスタンズのテープに貼り替えたところ、ビード内径とリムの外径の公差は見事に補間され、簡単にビードを上げることが出来ました。
テープを二重巻きにしたわけでなく、貼り方はごく標準的な貼り方でオッケー!(チューブレス用リムテープの張り方の基本)
チューブレスタイヤのビードが上がらないという案件は多々ありますが、ビード内径とリムの外径の公差が大きい場合は、是非このチップスとお試し下さい。