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Rocky Mountain INSTINCT POWER PLAY A30をフィールドテスト!その2

2023.12.08

正式発売が近づいた、Rocky Mountain Instinct PowerPlay A30の試乗車をエイアンドエフさんからお借りし、トレイルでの走行性能を櫛形山のトレイルでテストしてきました。(RIDE-4のチップポジションはニュートラル)

<ヒルクライム性能>

トレイルライドに特化したオールラウンドe-MTBとして設計されたInstinct PowerPlayの真骨頂はその登坂性能。

このクラスで最もパワフルなアシストシステムと、ペダリングロスのないリアサスペンションシステムを備えたInstinct PowerPlay登坂能力は非常に高く、いろいろなシチュエーションで期待どおりの登坂能力を発揮してくれました。

今回のライドにあたり、特に意識したのは登坂時のケイデンス、最適なケイデンス(85rpm)で 最大出力770wが得られるというドライブシステムの特性を活かすため、ジャンボトロンのケイデンス表示を参考にペダリングすると、スピード的には物足りないもののスムーズかつパワフルなアシストを提供してくれました。

<最適なケイデンス域に到達するとケイデンス表示の両側に()マークが表示されます。>

Instinct PowerPlayのアシストモードは、ECO、TRAIL1、TRAIL2、Ludicrous(馬鹿げた)という4つのモードと、マイナス2からプラス2に可変出来るブースト設定が用意されています。

今回はパワーとバッテリー消費のバランスの良いニュートラル・ブースト、TRAIL2のモードで登りましたが、難度の高い登坂シチュエーションでLudicrousモードを使ってやると、笑っちゃうほど難なく、その登坂をクリア。そして、素晴らしかったのがそのパワー出力特性、強力なパワーながらは出力カーブが穏やかで、急な路面でもジワッとパワーを発揮し路面を削ることなく登ることが出来ました。

安定したポジションと高いグリップ感、そして強力な登坂パワーを活かしたヒルクライムはコーナーのバームを上りながら楽しめるほどでありました!

<ダウンヒル性能>
ベースとなっているInstinctのDNAを受け継いだInstinct PowerPlayは、コーナーのターンイン・レスポンスが速く、コーナーでのライン取りを選ぶのがとても楽ちん。

ロッキーマウンテンのフルサスバイク特有の路面に張り付くような猫足フィールはこのInstinct PowerPlayにも継承されており、あらゆるシチュエーションで高い安定感とコントロール性の高さを感じさせてくれました。

24㎏という重量を路面への接地という部分でプラスに働かせ、もったり感ではなく軽快さを感じさせてくれる素晴らしいe-MTBでありました。

さて、今回の走行データですが、走行距離は21.8㎞、獲得標高は1160mというもの、登坂でのアシストモードはほとんどTRAIL2を使用し、ライド終了時のバッテリー残量は42%でありました。

登り下りともアグレッシブに楽しめる、遊び心豊富な Instinct PowerPlay 、シーズンを通し、トレイルを幅広く楽しめるオススメのe-MTBでありました。

※)Rocky Mountain INSTINCT POWER PLAY A30の試乗車はM.D.S.で試乗することが可能です。

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