Rocky Mountain INSTINCT POWER PLAY A30をフィールドテスト!その1
2023.12.07
正式発売が近づいた、Rocky Mountain Instinct PowerPlay A30の試乗車をエイアンドエフさんからお借りし、トレイルでの基本性能を櫛形山のトレイルでテストしてまいりました。
Rocky Mountain Instinct PowerPlay A30 : ¥777,700(税込)
ライドインプレッションをご紹介する前に、先ずは、以前アップしたInstinct PowerPlay A30のご紹介記事とは別に、このバイクの技術的な特徴を具体的にご説明したいと思います。
<ミッドハイピボット・キネマティクス(リンク設計)とホイールパス>
改良されたサスペンション設計は、メインピボット位置をミッドハイに設定し、ダイナ メ4.0ドライブとシームレスに統合。キネマ ティクスは、レバレッジレートとアンチスクワットの両方において、より優れたサポート力を発揮、より少ないエネルギーロスで地面へのスムー ズなパワー伝達を行います。
メインピボ ットがミッドハイになったことで、ホイール の軌道がより後方になり、バンプが小~中程度のトレ イルでは、リアのチャタリングがほとんどなくなりま した。
<RIDE-4>
RIDE-4調整は、2つの小さなチップの組み合わせにより4つの コンフィギュレーションの選択が可能。ライダーのスタイル、好み、地形、能力に合わせ、六角レ ンチ1本で素早くジオメトリーの微調整を行うことが出来ます。
<調整可能なチェーンステー長>
アクスルチップとダイレクトマウントブ レーキアダプターを反転させることで、チェーン ステー長を10mm調整可能。短いポジションは遊 び心のある機敏なセッティングを、長いポジショ ンは高速安定性を好む。
<ダイナメ 4.0ドライブシステム>
ダイナメ 4.0ドライブシステムは 、前世代のダイナメ 3.0システムよりも信頼性を高めながら18.5%軽量化され、108Nmのトルクとピーク出力770Wを発揮します。
ダイナメ4.0モーターはオ ーバーサイズベアリングを採用し、ドライ ブの耐久性を向上、またモーターの回転数を下げ ることで、電気的なうなり音を低減してい ます。
トルクセンサーがチェーンにかかる張力を 直接読み取り、不要なタイムラグをなくす ことで、パワーが加わったときに瞬時に自 然なレスポンスが得られます。
最適なケイデンス(85rpm)で 最大出力770wが得られるように新しいトル ク曲線を開発。
状況に応じパワーカーブが徐々に変化することで、急勾配のテクニカルな坂道発進のようなシーンを含 め、トレイルでバイクをよりコントロールしやす くしています。
<ジャンボトロンディスプレー>
新型Powerplayのト ップチューブに設置されたジャンボトロンは、シームレスに統合されたディスプ レイスクリーン。すべての主要データと情報 を、便利で見やすい場所に表示します。
主な表示項目:アシストレベル、現在速度、バッテリー残量、ケイデンス、ケイデンスアシスト、平均速度、平均ケイデンス、走行距離、積算距離、各種設定、エラーメッセージ
<ハンドルリモコン>
ハンドルリモコンまたはジャンボトロンのボタン を使って、画面をナビゲートすることができます。ライダーの人間工学に基づき設計された 新しいリモコンは、コックピットをすっきり とさせることに重点を置いています。また、 小型化されたデザインにより、より多くのシフターやブレーキ・オプションと組み合わせ て使用することが出来ます。
<バッテリー>
Powerplayのバッテリー容量は前モデルの672Whから 720Whにアップデートされ、より多くの時間をライディング に費やすことができるようになりました。
また、ダウンチューブ下部のプラスチックカバーと固定ボルトを外すことにより、簡単にバッテリーの交換をすることが出来ます。
以上が、新型Rocky Mountain PowerPlayシリーズに搭載されたシステムのご紹介。
近々、Instinct PowerPlay A30を実際のトレイルで走らせたライドインプレッションをお伝えしたいと思います。