メンテナンスのチップス:ブレーキフルードの交換はお早めに
2024.06.16
ブレーキフルードが洩れた形跡がないのにブレーキレバーを引くとスカスカという状況。先ずはブレーキフルードの交換ということで、フルードを流してみると・・ブレーキの中から濃い灰色のスープ?の様な液体が・・・。
お客さまからの情報では、もう何年間もブレーキのメンテナンスは行ってないとのこと。
今までいろいろなブレーキメンテナンスを行ってきましたが、こんなに汚れていたケースは初めてのこと、ここまでブレーキフルードが劣化してしまうと、突然ブレーキが効かなくなっても不思議ではありません。
新しいシマノディスクブレーキフルードは透き通った赤色をしていますが、使用時間や使用環境により徐々に劣化が進んで行きます。透き通っていたフルードの汚れ(劣化)が徐々に進み、真っ黒な状況になってしまうとブレーキとしての性能はかなり落ちてしまいます。
制動とバイクコントロールの要となるブレーキシステム、ブレーキの効きが悪い、レバーの引きがフニャフニャする、レバーの引きしろが走行中に変化する等、何らかの違和感を感じた時や、長期間メンテナンスを行っていない場合は早めにチェック&メンテナンスを行いましょう。
どんなブレーキもそうですが、確かな制動力を維持していくためには定期的な点検とメンテナンスが必要です。
ディスクブレーキのメンテナンスには、長年の経験と豊富な知識が不可欠です。
お使いのブレーキに不安を感じたら、ご遠慮なくチェック&メンテナンスをご用命下さい。