ビンテージバイクをオーバーホール＆カスタマイズ

2024.07.19

国内のマウンテンバイク黎明期に作られたクロモリハードテイルバイク：MOUNTAIN GOAT DELUX。

35年以上経っているバイクですが、オーナーさまが現在でもグラベルライドで活用されているビンテージバイクであります。

今回のご依頼はこのバイクをオーバーホール(レストア？）しながらオリジナルと近い形で乗り易くカスタマイズして欲しいとのこと。

ホイールは以前弊店でお売りしたMAVICのCROSSRIDE UBに換装済でしたが、駆動系と制動系がほぼ修理不能という状態だったので、これらは新しいパーツに交換、その他のものはなるべくオリジナルパーツを活かして復活させるという方向で作業を進めました。

駆動系のコンポーネンツは以下の通り、クランクセットはRACEFACE AEFFCTクランクにCINCHのスパイダーとTURBINのダブルチェンリングを装着したもの、ボトムブラケットはシマノのBB-MT800、変速周りは、シフターにシマノSL-M8000、リアディレーラーはシマノRD-M8000、フロントディレーラーは店にあった中古良品のFD-M8020、カセットスプロケットはシマノCS-M8000の11速11−42Tを使用しました。

制動系はフレーム＆フォークが細めのクロモリのため、ブレーキはフレームに負荷がかかりにくいカンチレバーブレーキを選択、ブレーキレバーにはシマノBL-R3000、カンチレバーブレーキはシマノBR-CT91を使用しました。

これだけ古いバイクのメンテナンスには諸々気を遣う部分が多く、それなりの時間を必要としましたが、元が東中野にあった知り合いの「ぬかや」さんで組まれたバイクであり、ワンオーナーバイクということもあったので作業は順調に進行、今後アップグレードが必要な部分を若干残しつつ、なかなかイイ感じに仕上げることが出来ました。