シマノXTR Di2の新機構・オートマチックリカバリー役立つ!
2025.08.15
マイバイクの駆動系をNew XTR Di2にアップグレードしたばかりのお客さまが、トレイルで大転倒してドライブサイドを大きくヒット(;。;)
身体にダメージを負いながらもバイクのダメージ確認を優先しちゃうところが自転車乗りの性、しかし、幸いにも交換したばかりのXTR Di2のダメージはプラスチック製のバッテリーカバーに擦り傷がある程度。
転倒後変速が不安定になったということでご来店頂き、メンテナンスを行ったのですが、変速不調の原因はリアディレーラーを取り付けているフレームのハンガー曲がりで、ハンガー曲がりを修正後、リアディレーラーのイニシャル調整を行って変速トラブルは無事解決したという次第。
結局、XTRのリアディレーラーのダメージは交換可能なブラスチック製のバッテリーカバーだけでありました♡
さて、 XTR をはじめ、XT、DEOREのMTB用新Di2リアディレーラーには、リアディレーラーに外的衝撃が加わった際に、内側後方にリアディレーラーが退避し、すぐ元の位置に戻るというオートマチックリカバリーという機構が搭載されています。
今回はこの機構が働いてくれてお陰で、リアディレーラー本体とハンガーへのダメージが最小限で済んだというわけ。
新しいDi2リアディレーラーはシマノ伝統のシャドーデザインに加え、リアディレーラー下部がウェッジ形状となっているため、他メーカーのリアディレーラーに比べ、15㎜以上出っ張りが少ないというのも、石、岩、根っ子等が存在する不整地での走行や転倒する機会が多いMTBにとっては大きなメリット。
加えて言うと、ヒットしやすい部分に交換可能のプラスチック製のバッテリーカバー(比較的安価?)が設けてあるということに、あらためて感心したのでありました。