バイク洗車についてのチップス
2025.12.21
レース以外で雨のトレイルを走られる方は、ほとんどいらっしゃらないと思いますが、トレイルライドでバイクが汚れてしまうのは、ごく当たり前の話しであります。


泥などで汚れてしまったバイクは放っておかず、早目に洗車するようにしましょう。
洗車はバイクメンテナンスの基本中の基本で、洗車を行うことでバイクやパーツのダメージを事前に防ぐことが出来ますし、汚れを洗い流すことで、故障部位を見つけることもできます。
今回はMTBの洗車と洗車後のバイクケアの基本をお伝えしたいと思います。

<基本的な洗車の手順>
バイク洗車用としていろいろ洗剤が販売されていますが、これらを使用する前に先ずはフレームやパーツに付いた泥や砂、ホコリ等をシャワーでしっかりと流しましょう。
※)洗車に高圧洗浄機を使用すると、パーツを保護するためのグリスを必要以上に洗い流してしまうので、高圧洗車の使用は控えましょう。
※)e-MTBはモーターが内蔵されている部分には熱を逃がすスリットが開いています。このスリットに水をかけてしまうと内部に水が入り、故障の原因になりますので、この部分への放水は避けましょう。
水洗いが終わったら、スプレーで洗浄したい部分に専用洗剤をたっぷりと塗布します。
スプレー後は1~2分ほど放置して洗剤が汚れを浮かすのを待ちます。
フレームやサドル等は軟らかめのブラシで、タイヤは硬めのブラシでブラッシングします。
ブラッシングが終わったら、シャワーで浮いた汚れと洗剤をしっかりと洗い流します。
すすぎが終わったら、マイクロファイバークロスで全体をしっかり拭き上げて洗車は終了です。
<簡易的な洗車について>
全体的にホコリが付いた程度の汚れであれば、ワコーズのマルチフォーム等で汚れを浮かし、マイクロファイバークロスで拭き上げるだけでも汚れを落とすことができます。
<洗車後のチェーンメンテナンス>
洗車後はチェーンの油分が落ちることで、潤滑性能が低下し錆びやすくなるので、チェーンへの注油を心がけましょう。
酷い汚れの場合はチェーンクリーナーでチェーン汚れをしっかり落とします。
あまり汚れていないようであれば、チェーンオイルを多めに塗布し、ウェスで拭き上げる清掃方法でもオッケーです。
汚れを落としたチェーンへの注油ですが、チェーンとギアが噛み合う面からオイルを多めに注油します。
オイルがチェーンに馴染むまでしばらく時間をおき、余分なオイルを拭き取って作業終了です。




