黙っているのは認めているのといっしょ。
2014.11.24
現在、東京都環境局のウェブサイトに“「東京自然公園利用ルール(案)」への御意見を募集します。”というページがアップされています。
そして、意見募集対象となる「東京都自然公園利用ルール(案)」の18項には、“「マウンテンバイクは登山道へ乗り入れいないようにしましょう。」土壌・植生・歩道施設の損傷を防ぎ、また、歩行者に不安を与えないために登山道へのマウンテンバイクの乗り入れはやめましょう。”
という大変気になる内容が記載されています。
一部のマウンテンバイカーが起こした何らかのトラブルが、このルール案が作られた原因になったのかもしれませんが、もしこの案が東京都で成立してしまうと、広義の解釈による乗り入れ禁止区域の拡大が、東京だけでなく他県にも波及するのではないかと私は危惧しています。
2020年に開催される東京オリンピックの正式種目として、マウンテンバイクのクロスカントリー種目:XCO開催が決定しています。
もし、ルール案がこのまま成立し悪い方向にシナリオが進んでしまうと、東京オリンピックを目指す選手や、これからマウンテンバイクを始めようとしている若い芽になんらかの悪影響が及ぶ可能性も出てきます。
地域やハイカーとの共存、自然や道の保護をふまえ、山でマウンテンバイクを楽しむためのルールとマナーをしっかり考え直すよい機会ではと私は考えます。
都への意見提出期限は11月28日、私も現在意見書を制作中ですが、都のルール案成立に危険性を感じられる方は、是非、ご自分の意見を提出して下さい。
この案件に対し何の意見を出さずにいると、これを黙って認めるということになってしまいますので。