旧M.D.S.ウェブサイトの『店長日記』その1
2017.01.10
当ウェブサイトの『てんちょ日記』は弊店からのメッセージでもあり、私目自身の行動記録でもあります。
さて、先日、2013年のリニューアル以前の弊店旧M.D.S.ウェブサイトの『店長日記』を読み返していたら、今やMTBの主流となった27.5インチバイクや、トレイルバイクの定番パーツとなったドロッパーポストや1×11システムの紹介記事が書かれておりました。
それを現在のトレイルバイク事情と照らし合わせてみると実に興味深い。
残念ながら、旧M.D.S.ウェブサイトは現在公開しておりませんので、それらから抜粋したいくつかの記事をあらためてご紹介したいと思います。
『ドロッパーポストについて』
※)2010年5月31日の店長日記(旧M.D.S.サイト)より抜粋
GRAVITY DORPPER TURBO POST マルチポジション
TURBO POSTのマルチポジションモデルが入荷いたしました。
このマルチポジションは一番高い位置から1インチ下がった位置にも固定が可能、要するにハンドルのリモートレバーを操作することにより、シート高を3段階に可変出来るというわけ。
微妙なシートポジションが欲しい方にはちょっと嬉しいオプションかと。
ドロップ長は4インチと3インチ、シートポスト径は27.2ミリで、CANECREEK製の30.9ミリ、31.6ミリのシムが標準で付属しております。
ちなみに、あらためてこのポストの有効性をご紹介。
フィールドの状況によってサドルを上下させ、走り易いライディングポジションを確保する。これは初級者、上級者を問わずMTBライドに欠かせないテクニックの一つ。 しかし、登り下りの状況が激しく変化するトレイルライドにおいて、いちいちサドルポジションを変えるという作業は意外と鬱陶しい。
そんな際、ハンドルに付けたリモートレバーでサドルの上下が簡単に行える様にしてくれる便利パーツが、このGRAVITY 10 DORPPER TURBO POST。 構造にメカニカル機構を採用することにより、故障はほぼ皆無。
調整&操作が簡単で、シートの戻りが他のアジャスタブルシートポストに比べ断然早いというのもメリットの一つ。
実際に使ってみるとサドルの左右のガタもほとんど感じられず、リモートレバーを含めた総重量が実測470gというのも嬉しいかぎり、トレイルライドのマストアイテムになるオススメのパーツであります。
現在では、一部の完成車に標準装備されるようになり、多くのフレームがリモートケーブル取付対応となった、トレイルバイクのマストアイテム:ドロッパーポスト。
一度使ってしまったら元に戻れない便利アイテムですが、普及に時間がかかってしまったのは、当時から高価だった価格が普及のネックになってしまったものと思われます。