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マウンテンバイク(MTB)販売/オーバーホール/修理の専門店MDS

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旧M.D.S.ウェブサイトの『店長日記』その2

2017.01.12

今回も前回に引き続き、弊店旧M.D.S.ウェブサイトの過去『店長日記』のご紹介。

27.5インチバイクに関しての記事をご紹介する前に、29インチバイクについて書いた記事を先ずはご紹介。

※)2005年9月5日の店長日記(旧M.D.S.サイト)より抜粋

定番ビッグホイールバイクGARY FISHER Paragon

日本国内において、その走りの楽しさがなかなか理解されていない29erバイク。

700cのリムにワイドなMTBタイヤを付けた29インチホイールの29erバイク。

走り出してしまえば、ホイール慣性の大きさから楽に早く走れるし、凸凹の路面のダートでは26インチホイールとの転がり易さの差は顕著となります。

確かにシングルトラックのつづら折れはあまり得意じゃないけど、オン&ダートを絡めての遠出なんかは正に29erバイクの得意なところ。

全てのフィールドを楽しく走れる定番ビッグホイールバイクのParagon。XCレース指向の強い方や、物事をあまり深刻に考えない方にお薦めであります。

2005 GARY FISHER Paragon

2005 GARY FISHER Paragon

そして、27.5インチバイクの記事のご紹介。

※)2012年9月28日の店長日記(旧M.D.S.サイト)より抜粋

アウトドアデモ試乗記

今回のインターバイクでは、27.5インチ(650B)バイクと、いまだに進化を続けている29erとこれら関連パーツのリサーチ。そして、アウトドアデモでは、これまた的を絞り27.5インチバイクと29erを数台試乗してきました。

試乗した27.5インチバイクから得られたイメージは、ほぼプラス方向、逆にこれというマイナスイメージはほとんど感じられませんでした。

27.5インチは29erと26インチのいいとこ取り、数式で表すとこんな感じ(29+26)/2=27.5 まさに言い得て妙ですが、実際に試乗したバイクから得たイメージはそんな感じでありました。

自転車は道具を楽しむスポーツでもありますが、特にマウンテンバイクは、その傾向が強いように感じます。

登場以来、大きな縛りを受けず、着々と進化を遂げてきたマウンテンバイク。今回の27.5インチバイクの登場は、その進化の中でもかなりエポックメーキングな出来事となるでしょう。

現在、ハードテイルでは29erが、そしてフルサスやプレイバイクでは26インチが主流となっていますが、数々のトライアウトや、すみ分けを経て、メインストリームはやがて27.5インチに置き換わっていくものと思われます。

しかし、今回試乗した29erも確実に進化していましたし、全てが27.5インチに置き換わるということはないと思われます。

進化を楽しむのもよし、また逆行するもよし、趣味性の高いスポーツでは、道具や遊び方は何々じゃなければならないということはありません。

いずれにせよ、27.5インチ(650B)の今後の動向が楽しみであります。

 登場から完成形に至るまで、約10年という期間が必要だった29erバイク、しかし、それらのノウハウとホイールサイズの有利さを活かした27.5インチバイクの熟成スピードは驚くほど早く、27.5インチバイクが、26インチバイクの座に置き換わるのに要した時間はたったの3年あまり。

27.5インチバイクの立ち位置は今後も揺るがないと確信しますが、最近存在感が大きくなってきたプラスバイク動向にも目が離せません。

 

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