こんなん作っちゃいました。CUSH COREイージーセッター(改)
2019.04.02
以前、作り方をご紹介した、クッシュコアをセットアップする際に便利なCUSH COREイージーセッターですが、これを使って作業する際、リムを束ねているタイラップがリムのデカールを傷めてしまう可能性があることが判明しました。
ただし、リムの固定方法を少し変えれば問題はほぼ解決ということで、今回はその部分を改良した作り方を、あらためてご紹介したいと思います。
クッシュコアは、チューブレスのメリットを最大減に引き出すタイヤインサート・サスペンションフォーム。数多くのメリットをもたらしてくれるホイールデバイスですが、その難点はクッシュコアをセットしたホイールにタイヤをはめる際、かなりのコツと指力が必要であるということ。
何セットかクッシュコアを苦労してセットアップした後、何か良い方法はないかと、あらためてクッシュコアのHow toムービーを鑑賞、How toムービーでは巨大な円柱状のゴミ箱を利用していましたが、そんなゴミ箱の調達は難しいし、第一ジャマになって仕方がない。
何か良い方法はないかと考え、作ったのがこのCUSH COREイージーセッター(適当に命名)であります。
ホイールを傷めずに力をかけられるので作業効率が数倍アップ、作るのが簡単、コストが安い、使い様で他のホイールデバイスにも利用可能、ジャマにならない等々、全国のショップさん、コアユーザーさまにオススメのツール?であります。
<CUSH COREイージーセッターの作り方>
(材料)
不要になった27.5インチリム(ワイド幅のものがGood!)を3本と、ドロップバー用のバーテープが3セット、それぞれのリムを固定する厚手の両面テープ、それからリム同士を接着固定する際に必要な丈夫なタイラップが数本。
※)使うリムの幅が狭いとセットしたホイールのリアカセットやディスクローターが床に干渉する可能性があるのでご注意を!
先ずは、ホイールを乗せる作業面となるリム全周にバーテープを巻きます。
残りのリムの重なる部分に厚手の両面テープ(車の内装用)を張って重ね、タイラップでしっかりと固定します。
1日~2日時間をおき、リム同士がしっかり固定されたらタイラップを切り、その部分をビニールテープで何周か巻き固定します。
タイラップが作業面に残っていると、ホイールのデカールを傷つけることがあります。
<使い方>
クッシュコアをリムにはめたホイールにタイヤを被せ、このCUSH COREイージーセッターの上に乗せます。
タイヤの内側および、クッシュコアとリムの間に石けん水をまんべんなくスプレーします。
タイヤのサイドウォールの外側から指でクッシュコアを起こし、その間にタイヤのビードを押し込んでいきます。
スタートはバルブの反対サイドから、ビードをなるべく深く押し込みながら、左右均等にバルブに向かってタイヤをはめ込んで行きます。
ビードを深く押し込むことによって、最後にはめる反対側のバルブ部分のビードに余裕が出来、素手のみではめ込むことも可能です。
最後のビードが入りにくい場合は、リムやタイヤを傷めにくいプラスチック製のタイヤレバーを使いますが、力づくで作業を行うとタイヤやリムを傷める可能性がありますので、ご注意下さい。