いにしえのワールドカップバイクをレストア
2019.09.08
このバイクは、かつてワールドカップのDHシーンを賑やかした、2001 SINTESI BAZOOKA DH。
このバイクを愛して止まないお客さまのご要望を受け、使えるパーツは使いつつ、先ずは街乗りバイクとして楽しめるよう、レストア&カスタマイズしました。
手始めにフレーム各部のチェックと増し締めを行い、壊れていたヘッドセットをこのバイクの雰囲気に合わせTIOGAのヘッドセットに交換。
リアショックはリバウンド回路が生きていたので、このまま流用しフロントサスにRockShox Boxxer RCを装着。
駆動系はシマノZEEとSLX 11速を組み合わせた1×11システム。
快適に変速出来るようチェーンラインを調整した結果、DHバイクの象徴であるチェーンデバイスは残念ながら撤去。ただしアッパーのチェーンガイドは雰囲気維持のため残すことに。
ブレーキは将来を見据え?最新のシマノXT4ポッドキャリパーを採用、ただし、街乗りメインということで、前後ローターはXTに対応する廉価版の180㎜を採用。
ホイールは今回予算の都合でオーナーさん手持ちのホイールを流用し、タイヤは、SCHWALBEのBIG APPLEを組み合わせました。
このバイクの特殊なシートポストサイズには少々悩まされましたが、手持ちのシートポストシムと、たまたま在庫していたEASTONのEA70シートポストの組み合わせで見事解決!
オリジナルのEASTONカーボンハンドルとのマッチングもピッタリと決まりました。
いろいろとありましたが、無事復活を果たした名車:SINTESI BAZOOKA DH、将来のアップデートが楽しみなレストアとなりました。