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マウンテンバイク(MTB)販売/オーバーホール/修理の専門店MDS

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カスタムホイールについて

2023.12.12

完組ホイールへのアップグレードと同様に、お好みのスタイルに仕上げるカスタムホイール製作のご依頼も増えています。

カスタムバイクを製作する場合や、バイクのアップグレードの際によく用いられるのが完組ホイールセットを使用するというパターン。リムとハブ、そしてスポークを一つのシステムとしてデザインされた完組ホイールは完成度も高く、ある意味ベストチョイスではあります。

しかし、バイクの性格やカラーに合わせたパーツを選んで作り上げるカスタムホイールは、性能の特化、個性化という部分でより高い自己満足感を得ることが出来ます。

さて、カスタムホイールの組み方に興味を持たれている方も多々いらっしゃるようなので、ホイール組みの過程をサクッとご紹介しようかと。

先ずはカスタムホイールの素材となるパーツ、リム、ハブ、スポークを選択します。

続いて、オーナーさんの使い方に応じたスポークの組みのパターンを決めます。

以上が決まり、素材が手元に届いたところで、有効リム径とハブ各部の採寸を基にした正確なスポーク長を算出し、スポークを必要な長さにカットします。

以前はスポークプレップという潤滑緩み止め剤をスポークのネジ部に塗布していましたが、現在ではネジロック剤付のDT SwissのPro Lockニップルを使ってホイールを組み上げています。

ホイールの粗組が終わったら、振れ取り台にホイールをセットし、迅速かつ大胆に振れを取っていきます。この段階で、ちまちまと調整していくのはNG!大局的にスポーク全体のバランスを捉え、縦ブレに注意を払いサクサクと整えていきます。


縦ブレと横ブレ、ホイールセンターが決まったら、ライダーと使い方に応じたスポークテンション値にスポークの張りを高めていきます。

組み終わったら、最後にホイールに左右から負荷をかけ、仕上げの微調整を行って完成!
大胆かつ繊細に組む、これがホイール組みのキモと弊店では考えています。

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