ほぼレストアなオーバーホール
2019.12.01
フルオーバーホール&カスタマイズのご依頼を承ったものの、予想以上に作業に時間がかかり、納車に1ヶ月以上かかった、25年前の名車:MARIN TEAM TITANIUMのご紹介。
しばらく室外保管していたところ、画像の様な状態になってしまったTEAM TITANIUM、このバイクを何とか復活させたいというオーナーさまのご要望を受け、今回、フルオーバーホール&カスタマイズを行うことになりました。
今後どのように使いたいのかというご希望を聞き、先ずは使える部品の選定を行い、活かせるパーツは活かし、それらに新しいパーツを加え街乗りメインのランナバウト仕様のMTBにすることに。
フレームは固着した部品を外す手間はあったものの、ほぼ問題なし!そしてホイールは奇跡的に良い状態だったのでオーバーホールのみで再使用することに。
ブレーキ関係と駆動系はクランクセット本体を除きほぼアウト!
その他、ヘッドセット、ステム、ハンドル、グリップも交換。
ブレーキは、フレームフォークへの影響とヴィジュアル的な部分でVブレーキは使いたくなかったので、シマノの新しいシクロ用カンチブレーキ:CX50とBL-R780レバーとの組み合わせをチョイス、ハンドルはお客さまが所有されていた懐かしのEASTON EA70フラットバーを使用。
さほどスピードは出さないということなので、駆動系はSLXのパーツと既存のWHITE BROSのクランクを組み合わせた1x11システムを組むことに。
ここで苦労したのが、錆び付いてしまったパーツの取り外しとBCD94のN/Wチェンリング探し。幸い、WOLFTHOOTHのBCD94のN/Wチェンリングが国内で入手出来たので、こちらを使うことに。
ヘッドセットはコスパに優れるTANGE精機製、タイヤは街乗りに最適なMAXXISのOVER DRIVEを採用。
オーバーホール後に試乗したのですが、思いの外スムーズで快適♪
復活したMARIN TEAM TITANIUM、今後も末永くご愛用頂ければ幸いです。
※)弊店では旧車のフルオーバーホールやレストアを承っておりますが、バイクの状況により安全性を確保出来ない場合は、作業をお断りすることもございます。ご了承下さい。