1×12駆動系へのアップグレード その3:ギア比の決定
2020.03.12
1×12駆動系へのアップグレード方針があらかじめ固まったところで、使用目的に応じたフロントチェンリングの歯数を決める必要があります。
1X11速システムまでは、フロントチェンリングの歯数決定に加え、リアカセットコグの歯数を決める手間がありましたが、1×12速ではロー側が50Tもしくは51Tとなるので、フロントチェンリングの歯数は汎用性のある32Tという歯数がスタンダードとなります。
この歯数を基準に、登りにギア比を振りたいという場合は30Tや28Tを選択し、トップスピードを重視する場合には34Tや36Tを選択します。ただし、フロントチェンリングが大きいとフレームのデザインにより,チェンリングがフレームに干渉する場合もあるので事前の確認が必要です。
弊店では、ギアの組み合わせを具体的に求めるため、フロントチェンリングとリアカセットコグの組み合わせをシミュレーションするためのオリジナル・ギアテーブルを用意しています。
このギアテーブルには、フロント3速xリア9速の組み合わせから、1x12速の組み合わせに至る、あらゆるギアの組み合わせがプリセットしてあり(もちろん変更も可能)、ギアの組み合わせによるギア比の比較や、使用するタイヤの周長とケイデンスによって変化する速度などを幅広くシミュレーションすることが可能です。
現在使用しているギアの組み合わせとバイクの使い方を参考にしながら、ギアの組み合わせをシミュレーションすることで、より理想に近いギアの組み合わせを選択出来るため、弊店では、このギアテーブルを、バイクのカスタマイズにフル活用しています。