開けたらもう終わってました。
2020.06.17
2008モデルのCANNONDLEに付いていたかなり古いAVID JUICY3ブレーキ、効きが悪いということで簡易チェックを行ったところ、Dot系ブレーキ特有のレバー突っ張り感ものなく、それなりに作動するのでお預かりすることに。
後日、作業の始めにブレーキレバーのコネクティングボルトのキャップを取り外すと、想定以上の赤さびが・・・。(ここで最初の嫌な予感が)
ブレーキフルードを交換するため、専用シリンジにDotフルードを満たし、2本のシリンジをマスターシリンダーとキャリパーに接続。
レバーポジションを手順通りに設定し、ブレーキフルードを流そうとしたのですが、ウンともスンとも流れない・・・(さらなる嫌な予感が)
確認のため、リザーバーのキャップを外すと、リザーバータンクの中は錆が混じったと思われるドロドロの液体と半固形物が・・・。
長年放置していた結果、空気中の水分を吸収したDot系ブレーキフルードがマスターシリンダー内部を錆びさせ、生成された不純物がリザーバーとマスターシリンダーを繋ぐ穴を塞いでしまったというのが、その原因。
最初にコネクティングボルトのキャップを外し、コネクティングボルトの状態を確認していればなぁ〜と深く反省。
最終的にJUICY3をシマノのNew SLXに交換し、一件落着となりました。