オニ締め厳禁!
2020.09.11
画像は、ステムキャップのボルトを締め過ぎたことで起きたステムキャップのクラック。
もし、このまま乗り続けていたら、ステムキャップのクラックがさらに進行し・・・ああ恐ろしや。
パーツ組付けの際、ボルトやナットをついつい締め付け過ぎてしまう気持ちは理解出来ますが、適正トルクを大きく越えた力で締め付けてしまうと、フレームやパーツに何らかのダメージを与えてしまいます。
部品に画像の様な取付トルク表記がある場合は、その指定トルク以内で締めるようにしましょう。
もし、トルクレンチをお持ち出ない場合は、6角レンチであれば、なるべくレンチの首近くを持って慎重に締め込んでください。
ステムの場合は片側だけのボルトを一方的に締めず、対角のボルトを少しずつ順番に締め込んでいくと均一に締め込むことが出来ます。これはディスクローターの取付ボルトを締める場合もいっしょです。
また、カーボンハンドルをステムに取り付ける際、必要以上のトルクをかけてしまうとハンドルのクランプ部に大きなダメージを与えてしまう可能性があります。
カーボンパーツの取付には安全のためトルクレンチとカーボングリスを使用しましょう。
トルク管理は、正しいバイクメンテの基礎中の基礎ということを、お忘れなく。