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マウンテンバイク(MTB)販売/オーバーホール/修理の専門店MDS

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ディレーラーハンガーのトラブル(改訂版)

2021.02.25

↗(曲がってしまったディレーラーハンガー)

変速器側に転んだときや小枝等をリアディレーラーに巻き込んだ際に変速が不安定になったり、チェーンがリアカセットの内側に外れやすくなることがあります。

山の中を走る機会の多いMTBに多いトラブルですが、これはリアディレーラーが取り付けられている『ディレーラーハンガー』というパーツが、転倒や巻き込みで曲がってしまうことが原因で起きるトラブルです。

リアディレーラーのケージ部分を持ってハンガーの修正を行う方もいますが、これはリアディレーラー自体を変形させてしまう可能性があるので厳禁です。(曲がったケージは元に戻せません)

このような状態になってしまったら、先ずはシフターのアジャスターで変速を安定させ、リアディレーラーのL側のストロークボルトを調整し、チェーンが内側に外れない程度にリミットを効かせるという方法もありますが、それなりのスキルが必要となります。

これが出来ない人はリアスプロケットの内側や外側にチェーンが外れないよう慎重に変速するという方法がベターかと。

ディレーラーハンガーを曲げてしまった場合は、信頼のおけるプロショップで、しっかり修正してもらいましょう。

ハンガー修正を何度か繰り返すと、トップ画像の(☞)のような金属疲労によるシワが出てきます。

このような状態になったら、ディレーラーハンガーを交換する必要があります。もちろん大きく曲がってしまったハンガーも同様に交換が必要です。

トレイルやコースでMTBを乗る機会の多い方は、スペアのディレーラーハンガーを用意しておくと安心です。

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