こんなんいかがでしょ?アドベンチャーレース用レディースバイク
2021.05.10
マウンテンバイク屋として、トレイルライドはもちろん、ダウンヒルやエンデューロ、XCレースや王滝SDA等に使うバイクの相談をいろいろと承ってきましたが、今回承ったミッションは、トレッキング、マウンテンバイク、パドリング等を駆使するアドベンチャーレースで使う女性用MTBのチョイス&カスタマイズ。
アドベンチャーレースで使うMTBに要求される条件は、軽量であること、担ぎやすいこと、取り回しが良いこと、そしてトラブルが少なくタフであること等々。そして今回、ご提案したバイクがMONDRAKERのCHRONOというカーボンXCバイク。
1.2㎏を切る超軽量なフレームと、Sサイズでも担ぎやすいフレームデザイン、走行安定性と走破性の高い29インチながら取り回しに優れるハンドリング、そしてリアバックのフラットシートステイが提供する乗り心地の良さというのが今回のバイク選択理由。
このバイクをベースにドロッパーシートポストの追加、転倒その他でブレーキレバーやシフターがトップチューブにヒットすることでフレームが傷まないよう、XCレース用ステムをややアップライトなステムに変更し、フレーム上部のクリアランスを確保。
ややアップライト気味のポジションは、バックパックを背負ってのライドするライダーの不要な前荷重の軽減にも繋がるかと。
<オリジナルのステムだとハンドルが切れた際にトップチューブにヒット!>
<ステムをややアップライトステムにすることで、フレームとのヒットを回避>
さらに、不要なロックアウトと煩わしいケーブルトラブルを排他するため、フロントサスのリモートロックレバーとケーブルを外し、ノンロックアウト仕様といたしました。
<フロントサスのロックアウト機構もトラブル回避のため常にオン設定に>
今回お納めするアドベンチャーレース用のレディースバイク2台。
先ずは、実際にフィールドで使って頂き、その後のフィードバックを参考に、いろいろ改良を重ねていく予定であります。