チューブレスホイールの管理について
2021.05.30
チューブレスタイヤのメリットとして、パンクのリスクが少なく低空気圧でのライドが可能、ホイールが大幅に軽量化出来る、チューブの影響を受けずデザイナーの意図通りのタイヤ性能を発揮できるなどがあげられますが、タイヤ内に注入されたシーラントは半年前後で、上の画像の様に乾いてしまい、パンク防止やエア漏れ防止の効果が失われてしまいます。
チューブレスの性能を維持するためには定期的にシーラントを補充する必要がありますが、しばらく使っていなかったホイールにシーラントを補充する場合は注意が必要となります。
シーラントがタイヤ内に残ったままで長期間放置しておくと、タイヤ内に溜まっていたシーラントが画像の様に固まってしまうことがあります。
固まっている部分はシーラントに含まれているラテックス(ゴム成分)で、固形化した部分が大きいとタイヤ自体の重量バランスが悪くなり、ホイールの回転運動に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、一度タイヤ内に注入されたシーラントは間違いなく劣化していくので、チューブレスホイールを長期間保存される場合は、タイヤをホイールから外し、中のシーラントが残っているようであれば、綺麗に拭き取ってから保管しましょう。
チューブレスタイヤの性能を常に維持するためには、ご自分のバイクのシーラント注入日を記録し、シーラントの管理を行うことが必要です。