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マウンテンバイク(MTB)販売/オーバーホール/修理の専門店MDS

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ディレーラーハンガーのお話し

2021.08.30

ディレーラーハンガーはリアディレーラーを取り付けるためのフレームパーツで、リアディレーラーが大きなダメージを受けた際、それ自体が変形したり折れたりすることで、フレーム本体にダメージが及ばないようにしています。

派手に転倒した際、リアの変速が不安定になったりチェーンが外れやすくなったりするのは、転倒時にリアディレーラーが路面等に当たり、取り付部のディレーラーハンガーが曲がってしまうことが主な要因となっています。

ハンガーが曲がってしまうと順当な変速は得られませんし、リアカセットとスポークの間にチェーンが挟まるという状況になりがちなので、Low側のギアを使わないようにするか、Low側のリミッターネジを締め込みLow側へ変速出来ないよう応急対処を施しましょう。

リアディレーラーを持って無理にハンガーを戻そうとすると、リアディレーラーのケージが変形したり、ハンガーを曲げ過ぎたりするので、この対処はオススメ出来ません。

リアディレーラーハンガーの修理は、専門的な知識と専用工具が必要となるので、プロショップへ作業依頼しましょう。

経験のあるショップであれば、修正で済むか交換が必要かを的確に判断し、適切な修理を行ってくれます。

リアディレーラーハンガーはアルミ製なので、何回か修正できますが、修正を繰り返すことでハンガーに画像の様な金属疲労によるシワが出てきます。

このような状態になったら、ディレーラーハンガーは要交換、もちろん大きく曲げてしまったハンガーも同様に交換が必要です。

リアディレーラーハンガーは、いろいろなタイプがありますが、画像の真ん中のタイプのハンガーは、負荷がかかりやすい位置が細く取付ボルトの穴も開いているので、修正修理にはあまり向いていません。ご自分のバイクがこのタイプのハンガーの場合は、常にスペアハンガーを用意されることをオススメします。

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