チューブレス用リムテープの張り方の基本。(ちょいと改訂)
2022.06.06
チューブレスタイヤあたり前になった昨今、ご存じの方も多々いらっしゃると思いますが、あらためてチューブレス用リムテープの貼り方をアドバイスしようかと。
先ずはご自分のバイクのホイールがチューブレス対応のモデルか否かをチェックします。
チューブレス対応のリムには”Tubeless Ready”とか”TR”、”TCS”等の表記があります。
チューブレスに対応していないと、苦労してリムテープを貼ってもチューブレス化は出来ません。
使用するリムテープの幅は、リムの内幅より2㎜ほど広いものか、最低限同じ幅のものを選びます。リムテープの幅が狭いと、後々エア漏れの原因となりますので要注意。
<☝テープ幅が狭いとエア漏れの原因に>
テープを貼る前に、リムの内側をアルコール等を使い綺麗にクリーニングし脱脂します。
リムの巻き始めは、バルブ穴から10〜15㎝離れたところからスタートしバルブ穴を通過するように1周させ、スタート位置からバルブ穴を通過し10〜15㎝先までオーバーラップして貼ります。つまり、バルブ穴を中心に前後10〜15㎝程テープが重なるように貼って下さい。
バルブ穴部の補強という面で弊店ではこの方法をとっています。
<☝バルブ穴前後は2重に貼ります。>
チューブレスバルブを通す穴を開ける場合は、バルブ穴の中心に千枚通しの先で小さな穴を開けます。
続いて千枚通しで穴を徐々に広げ、バルブの頭が通るようなサイズになったらバルブを通し固定します。
角のある工具で広げたり、カッターで十字に切る方法を行うと画像の様にテープが裂けエア漏れ、シーラント漏れの原因になる場合があります。
綺麗に穴が開いたらチューブレスバルブを装着し、バルブを内側から手で押し込みながら、バルブナットをしっかりと締めます。