ディスクローターを取り付ける際のチップス
2022.08.28
ホイールに6穴タイプのディスクローターを取り付ける際に注意するポイントは、大きく分けてディスクローターのローテーション(回転方向)と取付けボルトの締め付け方の2つになります。
ディスクローターを確認すると、ディスクローターにはローテーション方向が表記されています。
ディスクローターは波形デザインを進行方向に向けることで、ブレーキ時にかかる大きな過重を受け止められるようにデザインされています。もし、ローテーションを間違えてしまうと、ロータがたわみやすくなり制動に問題をきたすこともあります。
ローテーションを確認したら、ハブにディスクローターを乗せ取付ボルトを緩めに取り付けます。
ボルトに緩み止めが塗布されていない場合は、中強度の緩み止め(ロックタイト243程度)を塗布しましょう。
取付ボルトを締め込む前に、ディスクローターをローテーション方向と逆方向に少し回転させ、ローターの取付穴と取付ボルトが当たるところで止め、画像のナンバリング通りの順番でボルトを仮締めします。
このひと手間をかけることで、ローターの偏心を防ぐことが出来ます。
ローターを仮締めした後は、画像のナンバリング通りの順番でボルトを徐々に締め込んでいきます。
一気に締め込まず、徐々に締め込むことでしっかり締め込むことができます。
トルクレンチをお持ちの方は、ディスクローターに表記されている締め付け強度で締め込みましょう。
締め付けトルク表記が無い場合は、4Nm程度の締め込み強度でオッケーです。