チェーンのメンテナンス・リターンズその3
2022.09.28
変速の調子が悪いとご来店された、お客さまのバイク。
変速の調子を確かめてみると、一般的な変速不良ではなくランダムにチェーンがカセットスプロケットに引っかかり、異音を発生しているという状態。
当初は変速ケーブルの緩みやハンガーの曲がりを考えたのですが、どれも問題ナシ。
次にカセットスプロケット上のチェーンの動きを確認してみると、カセットのスプロケット間とチェーンとのすき間が明らかに少ないことが判明。
チェーンについてお客さまに質問したところ、ネットで取り寄せたチェーンを自分で交換してから、変速の調子が悪くなったとのこと。(早く言ってよ〜)
改めてチェーン自体を確認したところ、使われていたチェーンは10速用のチェーンということが判明、それが今回のトラブルの原因だったのでありました。
シマノ系フリーボディーの場合、8速から11速までは同じフリーボディーを使えるので、変速数が増えるに従い、必然的にカセットスプロケットのスプロケットの歯の厚さは薄くなり、その間隔も狭くなるということ。
今回のトラブルは狭いスペースに規格より厚いチェーンを使ってしまったため、チェーンがランダムにスプロケットに引っかかりを起こしていたというのが原因でありました。
弊店でお客さまにチェーンをお売りする場合は必ず変速数の確認をとるのですが、ネットでパーツを購入する場合は、自分のバイクとパーツとの互換性を自分で判断するしかありません。
ポチッとする前の最中チェック、コレ大事であります!