ディスクブレーキパッドの消耗について
2022.12.15
制動力とスピードコントロール性に優れるディスクブレーキが、MTBはもちろん、グラベルやロードでスタンダード化するのは当たり前のように感じますが、問題点のひとつがリムブレーキに比べキャリパー内に隠れたディスクパッドの消耗度合いがわかりにくいということ。
トップ画像は使用限界をはるかに超え刃物の様な薄さまで消耗してしまったディスクパッドであります。
定期的にパッドをチェックしていれば、この様な状況にならないと思いますが、それにしても、ブレーキの効きの変化やブレーキからの異音でブレーキトラブルに普通は気付くと思うのですが・・・はてさて。
ディスクパッドが消耗しベースのスチールがローターに当たり出すとそれなりの異音が発生し始めます。そして、そのまま使い続けると画像の様にディスクローターも画像の様に損傷し、ディスパッドだけでなく、ディスクローターの交換も必要となってしまうので、修理代はかなり高額になってしまいます。
ディスクパッドの残量はディスクキャリパーをのぞきこむことで残量を確認することが出来ます。
新品のブレーキパッドの厚みはおよそ2.5mm強(この厚みはベースプレートにのっている部分の厚みです)。
ブレーキパッドの減り方は走行距離だけではなく使用環境によっても変わりますが、残り約1mmを切ったぐらいで、新しいパッドに交換されることをお薦めします。(MTBの場合も同様です。)
その状態で使えないこともありませんが、時期を遅らせると余分なトラブルに繋がる可能性が高くなります。
定期的にブレーキパッドの残量を確認することは安全なライディングにも繋がるので、是非心がけるようにしてください。