グリーンシーズンイン前のバイクチェック!その6
2024.04.30
<ディスクブレーキパッドの交換時期について>
高い制動力とスピードコントロールに優れるディスクブレーキの弱点のひとつは、キャリパー内に隠れたディスクパッドの消耗度がわかりにくいということ。
しかし、キャリパーを上から覗いてやると簡単にディスクパッドの消耗度を確認することが出来ます。
左のキャリパーのパッドは残量がギリギリアウトなブレーキパッド、そして右のキャリパーのパッドは新品のパッドです。
パッドが大きく消耗すると、ブレーキパッドのベース金属がディスクローターに当たり、ディスクローターを傷める可能性もあります。
右の画像のブレーキパッドは交換したばかりの新しいブレーキパッド、ブレーキパッドの残量が1㎜を切ったら、早目に新しいパッドに交換しましょう。
左のキャリパーはブレーキパッドが消耗した分、ピストンがせり出しているいることをご確認いただけるかと。
ブレーキパッドが減るとパッドが減った分ピストンがせり出し、せり出したピストン分のブレーキフルードがマスターシリンダーからキャリパーに送られます。
マスターシリンダーの油面が下がった分ブレーキシステム内にエアを噛みやすくなります。
山に入ってから気付いてももはや手遅れ、ライド前のチェックをお忘れなく!