駆動系のカスタマイズ&アップグレードのチップス
2024.08.29
<駆動系のカスタマイズ&アップグレードのチップス>
M.D.S.が十数年前からお客さまにご提案してきたフロントのシングル化とリア11〜12速化という駆動系のワンバイシステムは、もはやMTB界でのスタンダード仕様となっています。
新旧を問わず、今乗られているバイクの駆動系がワンバイシステムではない方や、ワンバイシステムながらギアの組み合わせがご自分の使い途に合っていない方は駆動系のカスタマイズを検討されてはいかがでしょうか。
このワンバイシステムのメリットは、フロントチェンリングが1枚になることで、フロントディレーラー、フロント変速用シフターが不要となった分だけでも約300g以上の軽量化が図れ、変速操作が簡略化されたことによりギアの繋がりもリニアになり変速トラブルも大幅に減少するというもの。
また、チェーンのコマに合わせてデザインされたナロー&ワイド・チェンリングの採用とスタビリティーの高いリアディレーラーを使用することで、チェーン外れが減少し駆動効率も増加するというメリットと、ドロッパーポストやサスペンションのリモートレバーをハンドルの左側にまとめられるというメリットも生まれます。
ここまでの説明でフロントのシングル化とリア11〜12速化のメリットを十分ご理解頂けたと思います。
バイクの駆動系のアップグレード方法ですが、お客さまのバイクの現状を確認させて頂きながら、アップグレードの方針を決めて行きます。
今後の使い途に応じたオプションがいろいろございますので、ご遠慮なくご質問ください。
アップグレードに使用するパーツは、シマノ、SRAM等を含め、いろいろなメーカーのものがあります。
それらをどう組み合わせるかでご予算も変わりますが、パーツ選択で悩むあたりがバイクのアップグレードで一番ワクワクする部分でもあります。
余談ですが、どうせならとことん上を目指したいという方にオススメなのがワイヤレス駆動によるSRAM AXS変速システムの導入です。
目まぐるしく状況が変化するトレイルでも、変速スイッチを押した瞬間に変速し、負荷のかかる登りでも変速してくれる快適さはこの上なし!リアディレーラーの位置制御の正確さと駆動モーターの強力なトルクがもたらす最高の変速を味わえます。
そして、お持ちのフレームがUDH(ユニバーサル・ディレーラー・ハンガー)仕様のフレームであれば、SRAM最新の変速システムT-Type Eagle AXSシリーズの変速システムも導入が可能です。
お値段はなかなかのものですが、そのスーパーデジタルな変速感はもはや異次元!至高の変速システムをお望みの方にこのT-Type Eagle AXSがオススメです。
さて、これらのカスタマイズはオーバーホールと同時行うと、カスタマイズ工賃を浮かせることが出来ますし、バイク全体のメンテナンスと共に作業を行うので、バランス良く整合性をとることが出来ます。
ご自分のバイクをどうやってカスタムしていけばいいのか?
ご相談を承りますので、ご遠慮なくご来店下さい。