チェーンメンテナンスのチップス。
2025.01.26
先日はチェーンの交換時期についてお話ししましたが、今回はそのチェーンのメンテナンスについてのアドバイスをお届けします。
いろいろな環境の中で、駆動系の要であるチェーンの動きをスムーズに働かせるためになくてはならないケミカルがチェーンオイル(チェーンルブ)です。
チェーンオイルはチェーン自体の摩擦を抑え、チェーンのリンク部分の動きをスムーズにして変速性能の向上させます。また、チェーンとスプロケットの金属面が直接当たらないよう、クッションの役割を果たす「油膜」を形成します。
どんな高価な駆動システムでも、チェーンがオイル切れを起こしていると、十分な作動が期待できません。
当店では、いろいろなチェーンオイルを使ってきましたが、過酷な条件下においてもチェーンのコンディションを保ち続けてくれる、スタンダードタイプのチェーンオイル:WAKO’Sのチェーンルブを使用し、またお客さまにもお勧めしています。
WAKO’Sのチェーンルブは、マウンテンバイク、シクロクロス、アドベンチャーレース等々、過酷な環境での使用にオススメなライフタイムの長い高性能チェーンオイルです。
ここで、チェーンルブの使い方についてのお話ししましょう。
先ずは、チェーンのクリーニング。
チェーンを汚れたまま使っていると、駆動システム全体に汚れが回ってしまいますし、砂のようなものが汚れに含まれていると、チェンリングやリアスプロケット、リアディレーラーのプーリーの消耗を早めてしまう可能性があります。
チェーンクリーナーを使って洗浄する方法がベストですが、パーツクリーナー等やチェーンルブ自体でクリーニングしても、ほぼオッケーです。
クリーニング後はチェーンをしっかり乾かし、チェーンルブをチェーンに均一にそしてたっぷりめに塗布します。この時、他にチェーンルブが飛散しないようにチェーンをウェス等でカバーしましょう。
注油後は、しっかりとしたオイル塗膜を形成するため約1日放置します。放置することにより、チェーンの表面にチェーンルブの塗膜がしっかりと形成され、塗膜の耐久性が向上します。
仕上げに余分な油分は軽く拭き取っておきましょう。
<<WAKO’Sのチェーンルブ:¥2,360(税込)>>
フッ素樹脂を配合し、潤滑性・耐摩耗性・浸透性・付着性に優れ、長期間潤滑効果を発揮します。“ロングライド”に耐え、日々変わる風雨の中での走行や高速レースでも飛散しにくく、薄い被膜で砂や埃等が付着しにくい特性を持っています。自転車やバイクをはじめ各種チェーンに求められる性能を、高次元で実現したハーフウェットタイプのチェーン用防錆潤滑剤です。シールチェーンにも安心して使用できます。
<特長>
- 浸透性に優れる
スプロケットやピン・プレートの僅かな隙間にも強力に浸透 - 潤滑性に優れる
フッ素樹脂系固体潤滑剤を配合し、長期潤滑性・耐摩耗性・耐水性を持続 - 付着性に優れる
高粘着性ポリマーにより薄い被膜がチェーンに強力に密着。飛散りにくい - 防錆性に優れる
錆の発生を抑制し、チェーンの寿命を延長 - 水置換性を有する
金属表面に付着している水分、湿気と置き換わり潤滑・防錆被膜を形成 - 低フリクション性
チェーンの動きが軽くなり寿命も長い - クリーニング効果を有する
油溶解性に優れるので取り残した油汚れもキレイにし潤滑被膜を形成。継続使用で、汚れを防止