メンテナンスのチップス、ヘッドベアリングのメンテナンス
2025.03.23
バイクのヘッドチューブにはフロントフォークの保持と左右の作動をスムーズに保つためのヘッドセットが組み込まれています。
ヘッド周りに大きな負荷がかかるマウンテンバイクは、定期的にヘッドをグリスアップし、コンプレッション調整を行うことが必要です。
このメンテナンスを怠ると、ヘッドセットのベアリングが損傷し、ハンドルがスムーズに回せなくなります。
また、ベアリングの消耗が進むとヘッドのガタの原因にもなり、このガタを放っておくとヘッドセット自体の損傷にも繋がります。
バイクコントロールの基本となるステアリング操作に支障をきたす前に定期的にメンテナンスを行うようにしましょう。
ヘッドセットのベアリングには、ベアリング自体が露出しているベアリング・リテーナータイプと、ベアリングがシェル内に内蔵されているカートリッジタイプとの2種類があります。
ダメージを受けたリテーナータイプのベアリングを使い続けると、ヘッドセットのベアリングを受ける部分が損傷し、最悪の場合ヘッドセットの交換が必要になる場合もあります。
カートリッジタイプのベアリングも内部でベアリングが損傷してしまうと、カートリッジ自体にガタが発生するため、ヘッドセットやフレームにダメージを与える可能性があります。
ヘッドセットをメンテナンスする際は、ボールベアリングの状態とカートリッジベアリング自体の回りやガタの確認も忘れずにチェックするようにしましょう。
ヘッドセットのメンテナンスに自信がない方は、経験のあるプロショップにメンテナンスを依頼するようにしましょう。