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マウンテンバイク(MTB)販売/オーバーホール/修理の専門店MDS

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あらためて35mm径ハンドルバーのお話し。

2014.12.18

画像、上が35mm径で下が31.8mm径のライザーバー。

数年前までは700mm幅のハンドルバーでさえ、めちゃ広いな〜と感じておりましたが、今では完成車の標準ハンドル幅が720mm〜780mmという時代となり、グラビティー系ハンドルに至っては800mmがスタンダードになりそうな時代になってまいりました。

31.8mmというハンドル径が今でもスタンダードですが、26インチバイクが27.5インチバイクに向かって行ったように、ハンドル径も今後35mmになってしまうのかというと、それは今のところ?というのが正直なところ。

ハンドル幅が広くなるとハンドル末端でのたわみが大きくなり、それを補うためにハンドル径が太くしたというのが、その理由ですが、ハンドル剛性が上がったことにより抑え込みやすいカチッとしたハンドリングが得られ、フロントサスペンションへの入力がダイレクトになった分サスの反応が良くなるというのが主なメリット。

しかし、それほど長いハンドル幅を必要としない国内のトレイルにおいて、幅の広い35mm径ハンドルが有効かというと、それはなかなか微妙なところ。

750mm以上の幅では間違いなく立木に当たる可能性が増えますし、それ以下にハンドルを切ってしまうとハンドルが必要以上に堅くなり、ハンドルによっては、クランプ径の都合でブレーキレバーやシフターを内側に追い込めなくなるというデメリットも出てきます。

ダウンヒルやグラビティーライドにおいては間違いなく有効な35mm径ハンドルも現在のところ、国内のトレイルではどうなの?というのが現在の段階。

素材、デザイン、バイクとの相性等でデメリットが解消されていけば、このサイズのハンドルがスタンダードになっていくのかもしれません。

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