1×12駆動系へのアップグレード その2:コンポーネンツの選定
2020.03.06
「1×12駆動系へのアップグレード その2」ということで、アップグレードについての具体的なチョイスと方法をお伝えしようと思います。
<SRAM NX Eagle>
<シマノM8100>
<シマノ8速コグ互換のフリーボディー>
駆動系を1×12速にアップグレードする際、現在お使いのホイールをそのまま利用する場合は、先ずフリーボディー(フリー)の互換性を調べる必要があります。
もし、シマノ8速コグ互換のフリーであれば、SRAM NX Eagleのカセットコグ(11T〜50T)がそのまま使えるので、SRAM NX EAGLEを使ったアップグレードがオススメです。
また、お使いのフリーがSRAM XDフリーであれば、SRAM GX Eagle以上カセットコグ(10T〜50T)が使用可能なのでSRAM GX Eagleへのアップグレードがオススメです。
NX Eagleのトップギアは11Tですが、GX Eagleは10Tなので、同じ歯数のフロントチェンリングでもギアレンジを広く取ることが出来ます。
昨年リリースされたシマノの12速カセットコグ(10〜51T)はギアレンジがより広く取れる分、魅力的ですが、シマノ専用のマイクロスプラインというフリーボディーの使用が必要となります。
<シマノ・マイクロスプラインフリーボディー>
シマノの12速ドライブへの対応には、ホイールの新調、もしくはシマノの12速用フリーハブを使ってのホイール組み替え、またDTやMAVIC等のメジャーブランドのホイールをお使いであれば専用交換パーツを利用し、マイクロスプラインフリーを手持ちのホイールに組み込むという方法もあります。
同様に、DTやMAVIC等のメジャーブランドでは、SRAM XDフリーボディーも交換用パーツとして用意されています。
さて、駆動系を1×12速にアップグレードする場合にかかる費用をアバウトですが、下記に記載しました。
以下の駆動系フルセットには、クランクセット、BB、シフター、変速器、リアカセット、チェーンが含まれますが、スペアパーツとしてのブリーボディ代、交換工賃と消費税は別途となります。
また、現在お使いのクランクにサードパーティーから発売されている12速対応のシングルチェンリングが使える場合は、お使いのクランクが流用出来るので、クランク無しのセット料金を参考にされて下さい。ただし、オプションチェンリング代は別途となります。
<SRAM 1×12速駆動セット>
駆動系セット | フルセット | クランクなし | クランクセット単体 |
XX1Eagle(1×12) | ¥238,000 | ¥149,000 | ¥89,000 |
X01Eagle(1×12) | ¥211,000 | ¥127,000 | ¥84,000 |
GX Eagle(1×12) | ¥81,000 | ¥52,000 | ¥29,000 |
NX Eagle(1×12) | ¥60,000 | ¥38,000 | ¥22,000 |
<シマノ1×12速駆動セット>
駆動系セット | フルセット | クランクなし | クランクセット単体 |
XTR M9100 (1×12) | ¥130,000 | ¥71,800 | ¥58,200 |
XT M8100 (1×12) | ¥55,120 | ¥39,840 | ¥15,280 |
SLX M7100 (1×12) | ¥40,600 | ¥30,240 | ¥10,360 |