試乗車SPECIALIZED LEVO SL Comp Carbonでトレイルライド♪
2020.08.27
弊店のeMTB試乗車:SPECIALIZED LEVO SL Comp Carbon
試乗車完成の翌日に富士見パノラマでシェイクダウン&ダウンヒルを行い、そのダウンヒル性能をチェックしたのは約2週間前。
ノーマルスペックでも十分なダウンヒル走行を提供してくれたLEVO SLですが、eMTBとしての恩恵を試すには、普段走り慣れたトレイルで試すのが一番!ということで、今回はLEVO SLを走り慣れたトレイルでライドしてまいりました。
今回走行したルートは、駐車場からのトレイルまでのアプローチが往復で3㎞、シングルトラックとジープロードを含むダートのループを結んだルートが約17㎞と、いつもとまったく同じルート。
バッテリーの消耗具合もチェックしたかったので、アシストは常にON、アシストモードは通常はトレイルモードを使用し、より強いアシストが必要な時のみターボモードを使用しました。
ちなみに弊店試乗車のアシストモードのサポートレベルはこんな感じ。(LEVO SLはスマホアプリ”Mission Contorol”からいろいろなモードをカスタマイズ可能であります。)
LEVO SLのアシストはトルク重視タイプではなく、クランクの回転を検出してアシストするケイデンス重視タイプ。
つまり、スタート時や登坂時などにギアを軽くしないと、アシストの恩恵を受けにくいシステムですが、ノンアシストのバイク同様、スタート時や登坂時に状況に応じたギアを選択してやれば、とても自然な感じでアシストし続けてくれるので、変速する楽しみ?も味わえる、ちょいと玄人好みのアシストでもあります。
当日は酷暑を避けるため、ライドを始めたのは午前9時とやや早め、晴天が続いているためか路面コンディションは、ほぼベスト。
この時期であればスタート後、2回ほど休憩を入れ最初のピークまで登るのですが、今回は水分補給のため一旦止まりましたが、休憩なしでピークまで上がり、途中給水で停止はするものの、ワンループを心臓をあまりバクバクさせず走りきることが出来ました。
その後もトレイルで偶然会った知人と雑談を交わしながらとった休憩、バイク画像を撮るためと給水で止まった以外は、いつもよりハイペースでトレイルライドを楽しみました。
正直、この試乗車でダートを走るのは今回が2回目、そして走り慣れたトレイルとはいえ、コロナ禍の影響もあり、このトレイルを走るのも約半年ぶりという状況でしたが、真夏という環境下と長いブランクにも関わらず、普通以上にライドを楽しめたのは、eMTB特有のアシストという恩恵、そして実測17.9㎏という車重の軽さが生み出すトレイルでのひらひら感が大きな要因かと。
さて、ライド後の「疲れ」でありますが、クランクをしっかり回して走る必要もありましたし、調子にのって休まず走り回った影響もあり、それなりに疲れが残ったの事実。(当社比70%の疲労感)
例えば、より楽ちんにライドするのであれば、アシストを常にターボモードに、そして、フィットネス目的でライドするのであればアシストを弱く設定し走るのも一つの方法かと。
ちなみに、フル充電状態でスタートし、ライド終了後にチェックしたバッテリー残量は約60%。登り下りの変化が多いトレイルでの走行距離が約20㎞だたので、フル充電で約50㎞のトレイルライドが楽しめる計算となりますが、バッテリーのマネージメントに慣れればもう少しバッテリーの消耗を抑えられそうに感じました。
いよいよ本格的試用がスタートしたSPECIALIZED LEVO SL Comp Carbon、今後もいろいろなシチュエーションで、このバイクの性能を探っていく予定であります。