末期的状況なブレーキフルード
2019.07.18
シマノのディスクブレーキのエア抜きを始めたら、マスターシリンダーからほぼ重油化したブレーキフルードがジュワジュワと・・・。
ちなみにトップ画像は、シリンジ1本分の新しいブレーキフルードを流し終え、さらに追加のブレーキフルードを流している途中に撮影した画像であります。(これでも十分汚い・・・弊店史上最悪の汚れ方)
新品のブレーキフルードは、無色透明もしくは透き通ったピンクやブルーの色を呈していますが、経年劣化や吸湿、システム内に発生するスラッジ、外部から侵入する異物などの影響で徐々に黒濁化していきます。
今回の様な状態でも、エア噛みさえ起こしていなければ、このブレーキは普通風に使えていました。
しかし、フルードの劣化は、制動性能の低下だけでなく、ブレーキシステム内の詰まり、吸湿によるシステム内の錆びの発生、各部シールへの悪影響等、確実にブレーキシステムにダメージを与え、最悪の場合、ライド中にシステムに異常をきたし、大きなトラブルに繋がる可能性もあります。
しばらくブレーキのメンテナンスをされていない方、下り系ライドやレース等の参加でブレーキを多用されている方は、ブレーキメンテナンスをお早めにどうぞ!