1×12駆動系へのアップグレード その1:1×12化のメリット
2020.03.02
MTBの駆動系は、フロントシングルとワイレンジカセットコグとの組み合わせるワンバイシステムが既にスタンダード化しているのはご周知のとおり。
1×12で先行するSRAMより発売されたSRAMのSX Eagleは、NX Eagleと同様、8速以上に対応するシマノスタンダードフリーにリアカセットが取付け可能な上NX Eagleより廉価なため、そこそこの価格の2020完成車に数多く投入され、1×12速仕様スタンダード化を担っています。
リア11速仕様のワンバイシステムも十分実用的ですが、フロントチェンリングを大きくした場合、登りの際にギアが足りなくなるという問題がありました。そこで登場したのが1×12システムでリアカセットのLow側を50T~にすることにより、フロントチェンリングをある程度大きく出来、ギアレンジを広く取れるというメリットを生み出しました。
画像は駆動系をシマノ2×9システムから、駆動系全てをSRAM NX Eagleにアップグレードした、20年前のCOVE STIFFEE SL、以前のモデルより広いギアレンジを得たばかりなく、駆動系の大幅な軽量化とシンプルで軽快なビジュアルへとアップグレードしました。
現在お持ちのバイクをどのようなパターンで1×12にアップグレードしていけば良いのか?
次回はそのアップグレード方法を具体的にお伝えいたします。