4ポッドキャリパーにおいてのフェーシングの重要性
2020.09.29
以前、ディスクマウントのフェーシングの重要性をお伝えしましたが、エンデューロ系もしくはDH系バイクでよく使われる4ポット(4ピストン)キャリパーを使用する場合、ブレーキキャリパーのセッティングが出ない場合は、ディスクマウントのフェーシングが必要となります。
4ポッドキャリパーでは、使用するディスクパットの長さが2ポッドキャリパーに比べ長くなるため、ディスクローターとディスクパッドとが接する長手方向の面積が広くなります。
もし、ディスクマウントとローターとの位置関係が完全に並行となっていなければ、接する面積が減少し本来の制動性能を発揮出来ません。
また、お互いに干渉しやすくなるため異音発生の原因となります。
ディスクマウントのフェーシングは、作業効率に貢献するばかりでなく、ブレーキ本来の性能の安定化にも繋がります。