チューブレスレディータイヤのエア漏れ原因の再考察(バルブコア編)
2021.07.23
チューブレスタイヤのエア漏れ相談が最近増えています。
タイヤ自体のパンク、タイヤシーラントの不足、リムテープの接着不良等がチューブレスタイヤのエア漏れの主だった原因ですが、バルブコアにシーラントが付着することでバルブの締まりが悪くなり、それがエア漏れの原因になる場合もあります。
<シーラント詰まりを起こしたバルブコアと、新品のバルブコア>
以前、「チューブレスバルブのシーラント詰まりにご用心!」というメンテナンス・ブログをお伝えしましたが、シーラントの影響によるバルブからのエアリークは、ある程度使用を重ねたタイヤで発生するトラブルと捉えていましたが、チューブレス化したばかりでも、希に発生する場合があります。
条件的には、タイヤ径の細いタイヤの使用、シーラントの入れ過ぎ、エア調整する際のバルブの位置等がその発生原因となりますが、エアの補充やタイヤエア圧調整をする際は、バルブをなるべく高い位置で行うことで、不要なシーラントの吹き出しを防ぐことが出来ます。
エア漏れがゆっくり進む場合は、まずはバルブコアの状態を確認し、問題がありそうであれば、バルブコアを新品に交換し、それでもエア漏れが収まらないようであれば、次の原因究明に進みましょう。