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マウンテンバイク(MTB)販売/オーバーホール/修理の専門店MDS

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そのチューブレスリムテープで大丈夫?(改)

2023.05.11

ある程度のグレードのMTB完成車には、チューブレス用バルブがオプションとして付属し、チューブレス用のリムテープが貼られている場合があります。(メーカー、モデルによって異なります。)

タイヤをチューブレス化する際に、このリムテープをそのまま使えば作業は短縮され楽になるのですが、

弊店では、このリムテープをそのまま使うことはほとんどありません。

中には完璧な仕事がしてあるホイールもありますが、プロの目で判断するとほとんどの場合が怪しい状態ですので、もし、そのリムテープが原因でシーラントが漏れてしまったら後々面倒なことになってしまいます。

ということで、弊店ではリムテープの状態を見極め、問題があるようであれば下の画像の様にリムテープを貼り直しています。

MTBをチューブレス化する場合、納車時にショップにお願いするのがベターですが、ご自分でリムテープを貼る場合の作業ポイントをご参考にされて下さい。

既存のリムテープを剥がした後は、リムテープの粘着力を高めるため、リムの内側をアルコール等を使い綺麗にクリーニングし脱脂します。

<テープ幅が狭いとエア漏れの原因に>

使用するリムテープの幅は、リムの内幅と同じ幅のものか、+2㎜程度のものを選びます。リムテープの幅が狭いと、後々エア漏れの原因となりますので要注意。

<バルブ穴前後は2重に貼ります。>

リムの巻き始めは、バルブ穴から10〜15㎝離れたところからスタートしバルブ穴を通過するように1周させスタート位置からバルブ穴の先10〜15㎝までをオーバーラップするように貼ります。

つまり、バルブ穴を中心に前後10〜15㎝程テープが重なるように貼って下さい。

バルブ穴部の補強およびエア漏れ防止という点で弊店ではこの方法をとっています。

 

<バルブを通す穴の開け方>

チューブレスバルブを通す穴を開ける場合は、バルブ穴の中心に千枚通しの様な針で穴を開けます。

さらに千枚通しで穴を徐々に裂けないように広げ、バルブの頭が通るようなサイズになったらバルブを通し固定します。

バルブを固定する場合は、バルブをリムの内側からタイヤレバーなどを押し当て、工具は使わず指でしっかりと固定ナットを締め込みます。。

カッターで十字に切る方法では画像の様にテープが裂けエア漏れの原因になる場合がありますのでご注意を。

チューブレスバルブを取り付けた後は、リムの外側から内側に力をかけバルブのロックリングを指でしっかりと固定します。

ロックリングの固定に工具を使用すると、チューブレスバルブの根本のゴムを傷めますので、工具は使わず必ず指で締めて下さい。

※)これらの作業に自信がない場合は、ご遠慮なくご相談下さい。

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